聞きたいことはたくさんあるけど聞けないこともたくさんある。 「もう、なに…」 苛ついた声に構わず、俺はいつものサインを出す。 全部好きだけど、どちらかと言えばジャンプ漫画が好きだった俺に、いつものように置かれたその本は、主登場人物が男しかいなかった。 「善逸、どっちがいいか決めろ」 「は!?」 「俺と義勇どっちがいいか決めろっつてんだよ!」 「.... なんですか」 「放課後、美術室だからな」 「.... 「やったー!ありがとうございます」 善逸は早速飴を頬張り、機嫌が良いため富岡に向かって手を大きく振りながら教室を出る。 どうしようか、時間もあまりないかもしれないし… 「うん、じゃそうしよっか」と俺が言えば、 「祭りの神だけ入んねーのか?」と伊之助が不思議そうに聞く。
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【心配してくれてありがとう】 【ごめんなさい】 _なんだこの選択肢。 けれど悲しいくらいに 『「鬼と」「人間」なんだ』 炭治郎が無惨の首を切る。 「紋逸!てめぇ子分の癖に親分より先に外行ってんじゃねえ!追いかけっこは外ですんだよ、外で!!」 「い、伊之助…声が大きいぞ…あ、こんな所に行ったのか、善逸!」 それを見て、宇髄先生が俺を不思議そうに見る。 』 「だめだ... それまでそういう本の存在すらも知らなかったため、初め女の子がいないことにはてなマークがいっぱいだったが、読んでいくうちに俺は自然と物語の中に引き込まれていった。 煉獄さんのようにはどう足掻いたってなれないから。
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え?誰コイツ。 「いや、なんで男なの!?女の子がいいよぉぉおおお!!」 そうやってひとしきり叫んだ善逸は、元の画面に戻す。 それとは正反対に、富岡は少し嬉しそうに口角を上げ、気の所為だろうか、周りにほわほわしたものが見える。 」 二人とも無言で睨み合ったままの状態で数十秒経過した。 いつも強気に振舞っていた炭治郎がそんなことを思っていたなんて。 っ』 「全く伊之助にもそうやって同じように強請ったのか?」 『ちがっ... 普通にしていればただのイケメンなのに、何故か輩みたいな言動をする。
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なにこれ。 魘夢の部屋には、壁が見えないくらいたくさんの炭治郎の写真がある。 善逸は思い出したように、好感度をチェックする。 五月蝿い目覚ましを切って、背伸びをし、ようやく布団から出た。 特にあの冨岡なら尚更だ。 「なにがいいって、人物の気持ちとかもよく伝わるように書いてあるし、言葉選びセンス良くて!表紙もかっこいい!!でも一番は俺の好みを分かってるって言うか…あー、なんとなく好みが一緒って感」 「もういい、いいよ」 「え!?なんで!」 「うん、それ書いたのあたしなんだよね」 その言葉を聞いた瞬間、さっきまで不思議に思っていたことが全て解けていった。 お菓子も美味しいし、話すのも楽しい。
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でも数秒後にはもう、「ってことだからアンタも、学校とかでいいネタあったら直ぐに言ってね」なんて言い放った。 「おはよう善逸!」 「おはよう炭治郎。 「うっせーぞカス!!」 「どうしたんじゃ善逸」 「獪岳、じいちゃん.... えぇこっわ。 鬼滅の刃 善逸が柱になると何柱になるのか? いよいよ目前!! うおお俺ツイてるよ!今日は労働しなくて済むんだ!嬉しさを堪えて、目の前にいる宇髄先生にニンマリする。 。
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? 『いやっ... 「宇髄さん……」 期待を込めて見ていると、 「自分で見つけろ。 あ!もう炭治郎と伊之助着いてる! 「あっ!先輩!」 「遅ェぞ紋逸!」 「わーごめん!!俺が呼び出したのに…」 「大丈夫ですよ!昼休み始まってからまだ3分も経ってないですし、俺達は伊之助に競争しようって言われて早く着いちゃっただけですから!」 「そうなの!?でもごめんなぁ。 鬼の場合だとストーカー化して炭治郎に近づくやつを殺していく。 『反省してるからっ... 俺は確かに耳がいい。 いや、なにこれ。 …これは…どっちだ?? 某名探偵のようなポーズをしていると、瞬間、伊之助が振り向く。
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