あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ。 【楽天市場】中央公論新社 あとは切手を、一枚貼るだけ /中央公論新社/小川洋子(小説家)

【書評】『あとは切手を、一枚貼るだけ』小川洋子、堀江敏幸著 別れても交差し続ける愛

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

・会場内外で発生した事故、盗難等は主催者や会場、出演者は一切責任を負いません。 そんな彼らがふと身近に感じた動物たちの存在。 今は体が不自由になってしまった2人が手紙のやり取りをする。 私好みの仕掛けいっぱい、という一冊です。 。 「ヒトが使いはじめた言葉になる少し前の声」、と「ぼく」の手紙にあるが、この一冊の隅々からその「声」の気配をずっと感じていた。

次の

あとは切手を、一枚貼るだけ : 小川洋子

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

ビル・エバンスとスコット・ラファロが音を出す時には主題を追いかけるよりも、二人の関係から生まれる新しい音そのものに注意が向く。 手紙の中で、出会いや逢瀬を重ねた頃の出来事を回想したり、自分達の興味ごとについてそれぞれの考えが取り留めなく語られます (アンネの日記、アウシュヴィッツ、虫、紙鋏、鉛筆、タイプライター、ニュートリノ、野球、ボート、パブロフの犬とライカ犬、、、)。 私のパートを小川さん、僕のパートを堀江さんが書かれており、光を失った2人の手紙のやり取りが穏やかで美しかったのですが、途中から私が怒りを表す文章になり、不穏なやり取りに変化する。 届くはずのない光を綴る、奇跡のような物語。 受付電話番号は、03(6864)8900 電話受付時間/10:00~22:00 ご予約いただいたお客様は、イベント開始までに別館地下1階Aゾーンレジにて対象書籍をご購入下さい。 けれど、相手を想いあう、それだけは変わらなかったことだけは強く信じられるので、少しでも安らかな日々を続けられたことを、祈るように思ったのでした。 手紙を送り合う二人の間にどんな秘密があろうと、あるいは二人がこの世にすでにいないかもしれなくても。

次の

小川洋子・堀江敏幸『あとは切手を、一枚貼るだけ』(中央公論新社)|eneo|note

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

目立たず、「いったい、誰がこんなもの買うの?」と思われるような品々を扱っている店ばかり。 本来、小説家は、作品にはっきりと自己の名を刻みつけ、他とは異なる唯一無二の世界をたちあげようとするものだ。 目覚めてている間も、眠っている時と変わらず、ずっと、です。 小川洋子 一九六二年、岡山市に生まれる。 最初から物語が消えゆくように閉じることを予感させながらも、うたかたに交わされる恋文をなぞらえて。 「熊の敷石」(芥川龍之介賞)、『雪沼とその周辺』(谷崎潤一郎賞)、『正弦曲線』(読売文学賞)、『その姿の消し方』(野間文芸賞)など著作多数。

次の

あとは切手を、一枚貼るだけ

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

中国・四国• 散歩同盟会長への手紙/3. 「私」が「これから瞼をずっと閉じている」事を決め、「ぼく」が幼少の頃の事故によって両眼失明しているのは偶然だろうか? 難しいから面白くないということは全くなく、美しさ、空気感、雰囲気がたまらなく、読み進めていくページが止まることない。 小川洋子と堀江敏幸の二人が編んだ小説、なんて買わないわけにいかないでしょう(笑) にも関わらず、恐らく二人が詰め込んだ、種々の仕掛けの幾つもを、呑気に読み飛ばして、零してしまっている自覚がある。 しかし、物理的に閉ざされた世界である故に、やがて3人の元をひそかに訪れる人物が現れ、また3人自身の成長によって、それまでの静謐な世界は少しずつ姿を変えていきます。 いつものことながら、なんか好きではあるけど、あまりわかっていないし、感想もうまく書けない小川さんと、堀江さんの小説であった。 そして、別れ。 親たちはいつまでも亡くなった子どもたちを忘れず、今も心を通じ合おうとしているのでしょう。 他、いいな、と思うフレーズがあったけれど、 忘れてしまった。

次の

あとは切手を、一枚貼るだけ 小川洋子・堀江敏幸著

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

心地よすぎて、、寝てしまうこともしばしばだけど、、美しい結晶を眺めてるようでした。 予定調和的である訳ではないけれど、どこへもたどり着かない物語であることを意識しながら、慎重に、チェスの一手を指すように、その駒の動きの持ち得る意味を語り尽くす。 私は宙に浮いたそれらを、ひょいと手でかき集め、それを文字に変換しながら読んでいるのでは。 確かに言葉で書かれてはいるが、言葉以前の光のようなもので編まれた想念の塊ではないのか。 最終的に謎は解き明かされる、訳なのだが、よくわからない部分も残る。 私のパートを小川さん、僕のパートを堀江さんが書かれており、光を失った2人の手紙のやり取りが穏やかで美しかったのですが、途中から私が怒りを表す文章になり、不穏なやり取りに変化する。

次の

読書のおと(小川洋子作品のページ No.2)

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

弊社では購入時に表示されているサイト表記価格が改定後の価格となるため本体表示価格と異なる商品がお届けされる場合がございます。 結局この作品、一回だけで終わらせることなく何回も読み込んだ方が、よりこの作品の良さを引き出せるのはないかと思う。 6 が人気です。 物語の中にいくつも仕掛けられた謎を探り当てるかのように、 〈目隠し〉で物語を紡いだお二人。 サリンジャー「バナナフィッシュにうってつけの日」、 <貧乏な叔母さん> は村上春樹「貧乏な叔母さんの話」、 <肺に咲く睡蓮> はボリス・ヴィアン「うたかたの日々」、 そして <冥途の落丁> は 「冥途」か ら、という次第。 合間合間で他のカラーが入ると、どうしても小川ワールドではない別世界に引き戻されてしまった、と章が変わる毎に感じてしまいました。

次の

【楽天市場】中央公論新社 あとは切手を、一枚貼るだけ /中央公論新社/小川洋子(小説家)

あと は 切手 を 一 枚 貼る だけ

その3人が物事を知るのは、父親がかつて出版した様々な図鑑によって。 手作りの切手や二人で 観 ( み )た映画、互いの本の引用から膨らんでいく言葉たちも魅力的だが、それだけではない。 この2人が手紙をやりとりする中で過去や秘密が少しずつ明らかになっていく。 キーワードとなるのが、「ぼくの小さな姪(めい)っ子」「アンネの日記」「まど・みちおの詩」であろう。 世間一般の見方からすれば、さも寂しい生涯だったように思えることでしょう。 「私」が様々な音を聴きながら、、「限りのあるキーの数で無限の森へ旅立ってゆく」「打った人の証拠となる足跡を残さないズルさ」(鉛筆との比較)など表現していました。

次の