東京近郊の方は、手渡し可能です。 ファンクと全体主義の融和というコンセプトで大胆かつ巧緻にデザインされており、演出の教科書に載せたいくらい。 95年の時点では、岩淵氏のいうようにミューラーもこれでは啓蒙的にすぎると考えたのだろう。 「貴公子」に由来する「ユンカー」という言葉には馴染みがない人でも、別の読み方である「ユンケル」なら意味は知らなくても言葉自体は目にしたり耳にしたりしたことは確実にあるはずである)のメンバーは他の色の衣装であるが、ある時を境に、赤の衣装へと切り替わる。 出演者の誰もがかっこよく見えた。 同劇場では谷賢一さん演出の『三文オペラ』もありましたね。 各公演予定枚数に達し次第、受付を終了いたします。
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ウイは独裁的な力を手に入れるが、取り巻きも部下をも失い孤独にさいなまれ、悪夢にうなされる日々を迎える。 本作品は、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描いた問題作に、ファンクミュージックを散りばめた斬新な演出で挑む白井の意欲作で、主演には 草彅剛を迎えます。 無韻五詩脚のヤンブス(弱強格)でできており、一行に弱強の組み合わせが五組(または五組+弱格)ある。 そんな危うい状況に歯止めをかけるような舞台。 はたしてアルトゥロ・ウイのライブを聞いていたのは、横浜に訪れた観客としての私だったのか、それともシカゴで生きる民衆としての私だったのか。
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58年にドイツで初演され、69年には日本でも田中邦衛(86)の主演で上演された。 組合の挑戦的な態度にあらがわないウイに対して、手下たちは不満である。 いつものことだが、日本の観客はちょっとおとなしいところが残念。 新しい地図のメンバーの出演作は人気で、チケットはなかなか取れなかっただけに、今回はついていた。 だが、危険視されたという事実自体がブレヒトのナチスとヒトラーに対する極めて正確にして的確な分析を物語っている。 狂った獣である。 白井と草彅が初めてタッグを組んだ舞台『バリーターク』(2018年)以来、KAATには2度目の主演となる草彅は、今回シカゴのギャングに扮し、エンターテイナーとしての魅力を最大限に発揮します。
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お芝居の大変さをあらためて気づかされる役でした」とお芝居をつくりあげるまでは楽ではなかったことも明かしていました。 福田雄一監督が「勇者ヨシヒコと魔王の城」や「銀魂」などで行ったことですっかり一般化した手法だ。 (…) 第二の異化は、全編をブランクヴァースで書くことで得られる。 ベルトルト・ブレヒトが1941年にアメリカの地で書き上げた戯曲。 とつ弁を直し、英雄的な態度を身に付けるために俳優が呼ばれ、シェイクスピア劇を稽古しながら次第に獣性をカバーしていく。 我々はちょっとしたきっかけでリーダーの資質がない人物をリーダーに選んでしまうことがあるが、このプロダクションはそれを非常によく描き出している。 見る方もきっと共感をしていただけるはず」と語っています。
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ここまでわかっていたらもっと面白く見られたかもしれない。 *受付は先着順です。 これこそメタフィクション 逆転ものと同時に、今、エンタメ界では、メタフィクションも好まれている。 大変難しいと思いますが、条件の合う方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。 2007-2013年大阪大学文学研究科教授。
次の3人の妖艶なダンサー、赤を基調にした全体カラー、MCの煽りや明るい照明と激しいリズムに乗せられて叩く両手の律動とハートの高まりは、卵が先か鶏が先かではないが、手を叩くから高揚するのか高揚するから体が動き出すのかわからないが、とにかくテンションが上がる。 ウイは最初、街のやんちゃな若者という感じなのだが、政治に関わるようになると、シェイクスピア俳優(文学座の名優・小林勝也が演じているところがリアル)を雇い、民衆に語りかける話し方を学ぶ。 だからファンクの音楽と共にギャングが上り詰めていく様をやるのよ。 で、観客の俺たちはドイツ国民なわけ。 まるで猟犬が獲物を追いかけるように舞台を縦横に駆けずり、観客はこの見たこともない俳優の身体能力にしばらく圧倒される。 演じるのは粟野史浩)らと共にシカゴの街を掌握し、更に隣接するシセロの街(オーストリアのメタファー)をも手中に収めようとしていた……。
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草彅剛も何度も客席通路に降りるが、ラストの演説の前では客席上手入り口から登場し、客席通路を通ってステージに上がる。 ドイツ人スタッフのためにも実に惜しいことをした。 撮影:細野晋司. もっとも、チャップリンの「独裁者」は戦中に上映されているが、「アルトゥロ・ウイの興隆」は危険視されたため上演は延び延びになり、1958年になってようやくアメリカ初演に漕ぎ着けている。 アメリカやドイツではうまくいくのだろうか? ウイは権力者に取り入り、暴力をチラつかせて勢力拡大していく。 岩淵さんは自分がパンフレットに書いた疑問をここで直接ドイツ人に確かめようとしたのである。
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また、原作ではヒトラーを取り巻く実際の政治家たちと登場人物の対応関係がスライドで投影されて分かりやすかったが、ミューラーはそれをやめてしまったのだという。 事前に、ヒトラーの話だと置き換えてあるとお断りまでしてあるから、ネタバレどうこうではなくそこを踏まえて見ることが前提なのだと思う。 ウイはいわゆるダークヒーロー。 中央の座席は足元にまだ余裕があるが、サイド席はそうではない。 出演は、草彅剛、松尾諭、渡部豪太、中山祐一郎、細見大輔、粟野史浩、関秀人、有川マコト、深沢敦、那須佐夜子、春海四方、小川ゲン、古木将也、小椋毅、チョウヨンホ、林浩太郎、神保悟志、小林勝也、古谷一行。 ロンドンでは2017年、Donmar Warehouseでブルース・ノリス翻案版が上演。 (…) 「政治の演劇化」というヒトラーの陶酔的な演出に、ワーグナーやベートーヴェンの音楽が利用されたことは疑いもない。
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