町田 康 しらふ で 生きる。 町田康が語る、酒を断って見出した“文学的酩酊” 「日常として忘れていく酩酊感が読者に伝わったら面白い」|Real Sound|リアルサウンド ブック

【書評】『しらふで生きる 大酒飲みの決断』町田康著 正気と狂気を行き来する

町田 康 しらふ で 生きる

167ページ その執拗な声に囁かれ、コンビニに酒を買いに行くまで追い詰められたのも一度や二度ではないそうです。 この社会から離脱しなければいけない。 14 [出版情報] 2016. 『しらふで生きる 大酒飲みの決断』 30年間毎日酒を飲み続け、4年前に禁酒した作家・町田康の、禁酒した理由や、自身の断酒生活などをつづったエッセー。 それを避けるために、常に自分は「平均以下のアホ」だと設定し直す必要がある。 町田:昔から音楽が好きな人や音楽が上手な人は音楽をずっとやっていて、それはひとつの流れとしてあったんです。 16 [採用情報] 2015. 同様に、〝酒をやめること〟というワンテーマで一冊の本が書ける町田康も、やはり大変な才能だと思う。 19 [イベント情報] 2012. 26 [出版情報] 2020. で、前半の5編と比べてみました。

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しらふで生きる 大酒飲みの決断

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29 [お詫び・訂正] 2017. 02 [その他] 2015. 酒という強烈な刺激があったときには、マスキングされたようになって聴こえなかったり、見えなかったり、気づかなかったりしたものを、感覚できるようになったのは大きな変化ですね。 さらに、例によって町田節が炸裂し、随所に笑いが散りばめられていて飽きさせません。 というよりも、自問自答は、むしろ酒を飲む方の理由であって、酒をやめる手立てにはならない。 それが3カ月も経つと、酒のことを考える時間の方が少なくなったそう。 19 [出版情報] 2017.。 酒飲みの話ではあるが、依存の本質として参考になる部分があるのではないだろうか。

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町田康

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町田が酒飲みの大先輩とあがめる古代の歌人、大伴旅人は〈生きていくにあたって最も重要なのは酒を飲むことであって、それ以外のことはたいした問題ではないし、もっと言うと、どうでもいい問題であると、言い切っている〉。 一連のサイクルは、著者にとっては正しいサイクルだとしても、世間的にはまったくもって狂ったサイクルである。 このことを、作家は良くないことが起こっている時に、一番最初に反応しなければいけないという意味でヴォネガットは書いている。 9編のうち、後半の4編は恐らく酒を止してから書いた作品です。 うーむ、酒を止めようか、どうしようか。

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町田康「しらふで生きる」〜酒を飲んでも飲まなくても人生は寂しい

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そちらの寂しさはもう少し先、いよいよドクターストップがかかったときの楽しみにでも取っておこうと思います。 町田:人間って「なんとなく」ってあるじゃないですか。 問題は、「いかにして私は酒をやめ得たのか」という最終章にたどりつくことになるこの論考が、果たして有効な自己啓発書たり得ているのか、なのだが、答えは、おそらく、ノーだ。 27 [出版情報] 2020. 08 [イベント情報] 2014. そう語る著者に古(いにしえ)の賢人の横顔を見る。 酒を止して、「痩せた」「眠れる」「仕事が捗る」などの利得があったのも自信につながったようです。

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酒をやめるくらいなら人間をやめるつもりでいた|しらふで生きる|町田康

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16 [その他] 2019. とはいえさっぱりわからないことには違いない。 町田:酔っぱらった二日酔いの文章を書くときと同じです。 22 [イベント情報] 2013. 何が起きたのか?どうやってやめたのか?痩せた!眠れる!仕事が捗る!些細なことにもよろこぶ自分が戻ってきた!思いがけない禁酒の利得。 01 [メディア紹介情報] 2013. 」 最後はこんな文章で締めくくられています。 エッセーにも、酒にまつわるエピソードが数多く出てきます。 この膨大な時間を、金儲けのために使っていたら、今ごろ自分は……。 「ああ。

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あの人の旅カルチャー|町田康(作家)|[月刊旅色]2020年1月号

町田 康 しらふ で 生きる

酒ひとつを断つために、自らと向き合い、果てはまるで仏教思想に通じるような「断酒思想」を完成させた町田康には絶句させられる。 小説家の業(さが)である。 についてはっきりさせない限りは一歩も前に進めないし、それを明らかにするのが、大伴に対しても死んだ私の考えに対してももっとも誠実な態度であるし、それがわかればまた酒が飲めるようになるかも知れない。 禁酒をすると八㌔ほど体重が減少し、「肥った醜いおっさん」として迫害・差別されることがなくなった。 27 [出版情報] 2012. つまり、検査をしたところ、積年の大酒に内臓、ことに肝臓が傷み始め、これ以上飲酒を続けると遠からず死ぬということが数値に明らか、なので向後(こうご)、酒を飲むことはまかりならぬ、と医師に告げられた、ということであるが、果たして私にそういう事実があっただろうか、というとこれはなかった。

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