「私」は「先生」に半生を語られるのを聞くまま随時に感情を揺さぶり、その都度、自分の心の赴くままに人への思いを告白しています。 一つ一つが、なんでこんなに?と思うくらいリアルだ。 。 私はこの「こころ」に惹かれてから、他の小説にも 熱心に読むようになりました。 けれど。
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鎌倉の海岸で出会った先生の不思議な魅力にとりつかれた主人公と、自分には人から関心をもたれるほどの価値がないと考えている先生。 そこには 「この手紙が届くころ、私はもうこの世にいない」という言葉とともに、先生の過去が記されていました。 ここまで読んで頂いてありがとうございました。 先生は奥さんとの関係がうまく言っておらず、奥さんは「大学時代の親友のKが亡くなってから、性格が変わった」と言いました。 皆さま、カッターや包丁。 あなたは真面目に人生そのものから生きた教訓を得たいと言ったから。
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斯様に側から見たらどうでもいいようなことに敏感になっちゃうのが恋というものなのです。 ・自殺の瞬間、Kはとても冷静な思考だった。 Kに尊敬の念を抱く先生でしたが、やがてKが自分と同じ人に恋していると打ち明けられ苦悩します。 それは、漱石が東京第一高校で英語教師をしてたときのことです。 「先生」は二度と故郷には帰らない決心をする。
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」とあった。 自分で能く知っている癖にと 云います。 人殺しである」との思いが絶えず心に絡みついていたことだろう。 「私は正直な路を歩むつもりで、つい足を滑らした馬鹿者でした。 簡単に言ってしまえば、まだ世間を知らないけれど大学生になって 「私」の父の言によれば 「理屈っぽく」なった「私」に、自分の失敗を伝えることで同じ道を歩まないように釘を刺すような意味合いでの遺書なのかな、と。
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水着はなく、猿股の下着一枚の姿ってのが・・・ 映像にして思い浮かべると、かなり赤面。 深く理解できる。 先生は、Kの自殺の原因が自分であると、ずっと悩んでいた。 そして先生の理想通りの幸せな日々が、続いていくはずだったのですが…… そうはならなかったのです。 「先生」を一種の性格破綻者のように感じもした。 「こころ」という作品は文字通り、私のこころの中に 強く焼きつられた欠けがえのない作品です。
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今の奥さんである。 いつものことですが解説とか考察とかいう小難しいことは書けないので読んでて思ったこととかを適当にゆるりと語っていきます。 先生は「K」に女性を取られないために「K」を裏切り、女性と結婚してしまいます。 若者の好奇心、向学心は不透明であることを良しとしない。 大学時代に私も、友達と好きな人が重なってしまうことがあった。 そこで、まずは恋愛弱者ゴミクソ野朗がこの小説を恋愛小説として読んだ感想を。 ストーリーも良かったわけであるが、内容以上に、漱石がサンプルとなる恋愛小説が少ない時代に、歴史的なこの名作を書き残せたという彼の才能の方にこそ、驚きを感じさせられた。
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この話は、手紙など本人が残した物証がないため、あくまで仮説なのですが、多くの漱石の弟子たちが、楠緒子が漱石の「永遠の女性」だと語っているのは確かです。 その戦いの連続だったことが能く伝わってきました。 友を出しぬき、その信頼を裏切って、好きな女性と結婚した。 『こころ』の衝撃の結末(ラストシーン) Kに「お嬢さんが好きだ」と告白された先生は「先を越されまい」と焦り、お嬢さんの母親である「奥さん」に「お嬢さんを下さい」と婚約・結婚の約束を取りつける。 「私」自身も気づいていない、恋と呼んでいいのかも分からないような微かな兆しです。 先生と対照的なもう一人の人物。
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