同 同 拾遺 わがやどのきくのしら露けふごとに いく代つもりてふちとなるらん 清原元輔 菊(きく) さうほうのらうびんはさんぶんしろし、 ろきくのしんくわはいつぱんなり 霜蓬(さうほう)の老鬢(らうびん)は三分(さんぶん)白(しろ)し、 露菊(ろきく)の新花(しんくわ)は一半(いつぱん)黄(き)なり 霜蓬老鬢三分白。 詞海艤舟紅葉声。 気霽風梳新柳髪。 新撰万葉絶句詩 菅原道真 拾遺 あきののにはぎかるをのこなはをなみ ねるやねりそのくだけてぞおもふ 柿本人麿 拾遺 うつろはんことだにをしきあきはぎを をれるばかりにおける露かな 伊勢 家集 あきのののはぎのにしきをふるさとに しかの音ながらうつしてしがな 清原元輔 蘭(ふぢばかま) ぜんとうにはさらにせうでうたるものあり、 らうきくすゐらんさんりやうのくさむら 前頭(ぜんとう)には更(さら)に蕭条(せうでう)たる物(もの)あり、 老菊(らうきく)衰蘭(すゐらん)三両(さんりやう)の叢(くさむら) 前頭更有蕭条物。 八月十五日夜聞崔大員外林翰林独直対酒翫月因懐禁中清景 同 さんぜんのせんにんはたれかきくことをえん、 がんげんでんのすみのくわんげんのこゑ、 三千(さんぜん)の仙人(せんにん)は誰(たれ)か聴(き)くことを得(え)ん、含元殿(がんげんでん)の角(すみ) の管絃(くわんげん)の声(こゑ)、 三千仙人誰得聴。 両三行鴈点雲声。
次の玉甃暖兮温泉溢。 滴似鮫人眼泣珠。 潭融可弄藻中魚。 酔中対紅葉 同 せいけいなげうちきたるしこれげふたり、 かゑんばうきやくしてさけをきやうとなす、 生計(せいけい)抛(なげう)ち来(きた)る詩(し)これ業(げふ)たり、 家園(かゑん)忘却(ばうきやく)して酒(さけ)を郷(きやう)となす、 生計抛来詩是業。 秋風計会似空虚。 その日から毎日、じゅんが帰宅するとちえが死んだふりをしているようになる。
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おおばなみがたえだしゃく しょかのころ、山に多い おおがたのえだしゃく はねをひろげると6せんちくらい。 蛬声人微館 橘直幹 そうへんにうらみとほくしてかぜにききてくらく、 かべのもとにぎんかすかにしてつきいろさむし、 叢辺(そうへん)に怨(うら)み遠(とほ)くして風(かぜ)に聞(き)きて暗(くら)く、 壁(かべ)の底(もと)に吟(ぎん)幽(かす)かにして月(つき)色(いろ)寒(さむ)し、 叢辺怨遠風聞暗。 万一飲み込んだり、目に入ったりした場合には、応急処置を行い、医師の診療を受けること。 寄殷尭潘 許渾 せんぢやうゆきをしのぎて、 まさにけいかうのすがたにたとへつべし、 ひやくほかぜにみだる、 たれかやういふがしやをやぶらんや、 千丈(せんぢやう)雪(ゆき)を凌(しの)ぎて、 まさに稽康(けいかう)の姿(すがた)に喩(たと)へつべし、 百歩(ひやくほ)風(かぜ)に乱(みだ)る、 誰(たれ)か養由(やういふ)が射(しや)を破(やぶ)らんや、 千丈凌雪。 讚州作 菅原道真 拾遺 はなの色にそめしたもとのをしければ ころもかへうきけふにもあるかな 源重之 首夏(しゆか) もたひのほとりのちくえふははるをへてじゆくし、 はしのもとのしやうびはなつにいりてひらく、 甕(もたひ)の頭(ほとり)の竹葉(ちくえふ)は春(はる)を経(へ)て熟(じゆく)し、 階(はし)の底(もと)の薔薇(しやうび)は夏(なつ)に入(い)りて開(ひら)く、 甕頭竹葉経春熟。 でも私が思ってるほど彼は私のこと好きじゃないな ーと感じます。
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一葉舟中載病身。 採菓汲水詩 慶滋保胤 すでにをへていまだせんねんのやくをならはず、 はじめてあひがたきいちじようのもんをえたり、 已(すで)に終(を)へて未(いま)だ千年(せんねん)の役(やく)を習(なら)はず、 初(はじ)めて逢(あ)ひ難(がた)き一乗(いちじよう)の文(もん)を得(え)たり、 已終未習千年役。 李夫人去漢皇情。 企画・プロデュース:宮前泰志•。 逐処花皆好序 紀斉名 のにつきてのべしけりこうきんしう、 てんにあたつてはいうしきすへきらりよう、 野(の)に著(つ)きて展(の)べ敷(し)けり紅錦繍(こうきんしう)、 天(てん)に当(あた)つては遊織(いうしき)す碧羅綾(へきらりよう)、 着野展敷紅錦繍。 柳無気力条先動。
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宮鶯囀暁光 菅原文時 拾遺 あらたまのとしたちかへるあしたより またるるものはうぐひすのこゑ 素性法師 栄花物語 あさみどりはるたつそらにうぐひすの はつこゑまたぬ人はあらじな 麗景殿女御 拾遺 うぐひすのこゑなかりせばゆききえぬ 山ざといかで春をしらまし 中務 霞(かすみ) かすみのひかりはあけてのちひよりもあかく、 くさのいろははれきたりてわかくしてけむりににたり、 霞(かすみ)の光(ひかり)は曙(あ)けてのち火(ひ)よりも殷(あか)く、 草(くさ)の色(いろ)は晴(は)れ来(きた)りて嫩(わか)くして煙(けむり)に似(に)たり、 霞光曙後殷於火。 酬皇甫賓客 同 ちうちやうすはるかへりてとゞまることをえず、 しとうのはなのもとにやうやくくわうこんたり、 惆悵(ちうちやう)す春(はる)帰(かへ)りて留(とゞ)まることを得(え)ず、 紫藤(しとう)の花(はな)の下(もと)に漸(やうや)く黄昏(くわうこん)たり、 惆悵春帰留不得。 水面風駈瑟々波。 題雲陽駅亭蓮 許渾 がんちくえだたれたりまさにとりのやどとなるべく、 たんかはうごくこれうをのあそぶならん、 岸竹(がんちく)枝(えだ)低(た)れたりまさに鳥(とり)の宿(やどり)となるべく、 潭荷(たんか)葉(は)動(うご)くこれ魚(うを)の遊(あそ)ぶならん、 岸竹枝低応鳥宿。 歳晩旅望 白居易 ねやさむくしてゆめおどろく、 あるひはこふのきぬたのほとりにそふ、 やまふかくしてかんうごく、 まづしかうがびんのほとりををかす、 閨(ねや)寒(さむ)くして夢(ゆめ)驚(おどろ)く、 或(あるひ)は孤婦(こふ)の砧(きぬた)の上(ほとり)に添(そ)ふ、 山(やま)深(ふか)くして感(かん)動(うご)く、 先(ま)づ四皓(しかう)が鬢(びん)の辺(ほとり)を侵(をか)す、 閨寒夢驚。 同題 源英明 はじめをしるはるのかぜのきじやうにたくみなることを、 たゞいろをおるのみにあらずふんはうをもおる、 始(はじ)めを識(し)る春(はる)の風(かぜ)の機上(きじやう)に巧(たくみ)なることを、 たゞ色(いろ)を織(お)るのみにあらず芬芳(ふんはう)をも織(お)る、 始識春風機上巧。 引秋生手裏。
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