どうしても過去の名作というと文学の色が強く、苦手な人も多いと思います。 まぁ…それ以上に、痛快コメディ小説という印象が強いので、 同時期に書いていた「吾輩は猫である」と同様に、深いテーマについて考える必要はないのかもしれませんね。 帰京後は鉄道の技手の職に就き、清と一緒に暮らしました。 坊ちゃんはこの資本主義社会への流れを「くだらん」といって、日本の運命に逆らいながら生きていきました。 さっきは別に腹も立たなかったが今度は 癪 ( しゃく )に 障 ( さわ )った。 その晩母が山城屋に 詫 ( わ )びに行ったついでに袷の片袖も取り返して来た。 靴足袋 ( くつたび )ももらった。
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そのことで、山嵐は責任を問われてしまい赤シャツと仲が悪かったので辞めさせる良い機会として利用されてしまった。 わるい癖だと云って 小川町 ( おがわまち )の下宿に居た時分、二階下に居た法律学校の書生が苦情を持ち 込 ( こ )んだ事がある。 人を 馬鹿 ( ばか )にしていらあ、こんな所に 我慢 ( がまん )が出来るものかと思ったが仕方がない。 向 ( むこ )うは二つばかり年上である。 正直に白状してしまうが、おれは勇気のある割合に 智慧 ( ちえ )が足りない。 村人の気質も田舎者なので、江戸っ子の「坊っちゃん」とは、気が合いません。
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ごろごろと五分ばかり動いたと思ったら、もう降りなければならない。 坊ちゃんが赴任した学校の教頭で、学校で唯一の帝大卒のエリート文学士。 学校には宿直があって、職員が代る代るこれをつとめる。 忌々 ( いまいま )しい、こいつの下に働くのかおやおやと失望した。 悪戯好きで喧嘩っ早い性格ゆえに両親からは冷たく扱われ、兄とは不仲である。 とくに最初は対立していた「山嵐」という人間が実にいい奴で、 正義感の強く、間違ったことをしたら素直に謝る精神をもっています。
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『坊っちゃん』は、夏目漱石の前期の作品で、何度も映画化されているので、見た人も多いと思いのではないかと思います。 六百円を三に割って一年に二百円ずつ使えば三年間は勉強が出来る。 下宿を追い出した理由は、下宿の主人の作り話であることを知ったからでした。 坊ちゃんはいよいよ学校で教壇にたって中学生の教師となるのですが、 生徒達と上手くいきません。 「おい君は宿直じゃないか」と聞くから「うん、宿直だ」と答えたら、「宿直が 無暗 ( むやみ )に出てあるくなんて、 不都合 ( ふつごう )じゃないか」と云った。 おい天麩羅を持ってこいと大きな声を出した。 人参の芽が 出揃 ( でそろ )わぬ 処 ( ところ )へ 藁 ( わら )が一面に 敷 ( し )いてあったから、その上で三人が半日 相撲 ( すもう )をとりつづけに取ったら、人参がみんな 踏 ( ふ )みつぶされてしまった。
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それで生徒がおれの事を赤手拭赤手拭と云うんだそうだ。 読書感想文の提出には「文字数の規定」があることが多いものですが、どうしても文字数が規定の量まで書けない、という人が多いものです。 これは 逞 ( たくま )しい 毬栗坊主 ( いがぐりぼうず )で、 叡山 ( えいざん )の 悪僧 ( あくそう )と云うべき 面構 ( つらがまえ )である。 結果的に、坊ちゃんはとても大きい損をします。 この学校じゃ校長ばかりじゃない、生徒まで曲りくねった言葉を使うんだろう。 対決の構図は、赤シャツ・野だいこ vs 坊ちゃん・山嵐へ。
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帰郷した坊っちゃんは、その後知り合いの紹介で街鉄の技手になり、昔から世話になっていた下女の清とともに暮らすことになる。 それになぎですからとお世辞を云いながら、これも糸を 繰 ( く )り出して投げ入れる。 」 これは、清が坊っちゃんと同じ寺の墓に入りたいと望み、清が亡くなった後、坊っちゃんがそれを叶えたことを示唆しています。 内気で弱弱しい性格。 あまりの勢いに坊ちゃんの方が照れてしまい、もういいと答えてしまいます。
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溌墨 ( はつぼく )の具合も至極よろしい、試してご覧なさいと、おれの前へ大きな硯を 突 ( つ )きつける。 小僧はぼんやりして、知らんがの、と云った。 しかし、坊ちゃんは松山の学校に赴任し、清のもとを離れて、ようやく彼女の愛の深さに気づいたのです。 仮名遣いや言い回しなどは古く 一見するとわかりにくいところもありますが、 「俺」の江戸っ子特有の べらんめえ口調のリズムとテンポがあって、 とても読みやすいです。 解説 ここを読み解く! 主人公の坊ちゃんは、理不尽なことが嫌いで、損得勘定ではなく、正しいことを貫き、後先を考えずに行動する人物像です。 生徒の 賄 ( まかない )を取りよせて晩飯を済ましたが、まずいには 恐 ( おそ )れ 入 ( い )った。 ちなみに以下のサイトより算出しています。
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