人形 は なぜ 殺さ れる。 高木彬光『人形はなぜ殺される』がすごすぎて、すごさがいまいちピンとこなかった。/2020年1月10日|ななし|note

人形はなぜ殺される

人形 は なぜ 殺さ れる

明朗闊達な20歳すぎの美人だが、愛する水谷を百合子殺害犯と名指しする匿名の告発状に悩む。 杉浦雅男 の自称・詩人。 日常的にトリックで観客を騙し喝采を得る超一流のマジシャンが、その頭脳を駆使して計画犯罪のトリックを構築したら神津のような天才にも謎は解けないというのが発端の問いかけになっている。 京野百合子 冷たい美貌の福徳経済会事務員。 犯人の手にかかる。

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それは犯人からの挑戦状か! その首は楽屋から消えたとされる小道具の首と入れ替えられ、生首は消えていた。 発見された人形の首は、で処刑された死体のかたわらに、本物の首の代わりに転がっていた。 実はゆすりたかりを生業としており、最近急に羽振りがよくなっていた。 脚注 [ ]. その一点突破で、物語は進む。 なぜ姉妹が殺されてゆくのか。 『』が推理作家や推理小説の愛好者ら約500名のアンケートにより選出した「」の国内編では、で32位に 、で28位に選出されている。

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奇術のようなトリックをノンストップの恐怖の物語に

人形 は なぜ 殺さ れる

綾小路佳子の婚約者。 『人形はなぜ殺される』は見立てトリック、入替えトリック、アリバイトリックに二度に渡る「読者への挑戦状」。 というわけで、大傑作であることは認めつつ、個人的にはもっと素直に驚けた、著者のもうひとつの代表作『刺青殺人事件』のほうが好みだなあと思った。 推理作家は得てして自分の設定した名探偵に何らかの個性や特徴を描き込みたがるものだと聞く。 綾小路実彦 年老いた綾小路元子爵家・現当主。 おっとりした20歳前の美少女。

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考案されたトリックがどれだけ素晴らしかろうが、それを第一義的な評価にしていない、いわばミステリ読みとしては邪道な読者を貫いている。 (紺). ら多くの作家から評価されている作品である。 だから本格探偵小説が幾重にも張りめぐらされたトリックが緻密であればあるほど、私の読書は迷走するという欠陥がある。 そして本書は同時期に中古本で購入したと記憶しているのでかなりの年数、放置していたわけだ。 自慢ではないが、マジックショー番組で私は魔術・手品のトリックを見破ったことなど一度もない。

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奇術のようなトリックをノンストップの恐怖の物語に

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日本アマチュア魔術協会会員。 人形や金融、黒魔術への作者の蘊蓄披露は蛇足に思えたし、何よりも「古典」と称されるように明らかな文体表現の古さに途惑ったものの(神津恭介は大正9年生まれ)、文庫本のページを何度か遡って、トリックの伏線を確認する作業は楽しかった。 本職は東京大学医学部法医学教室助教授。 一度テレビドラマ化されているが、アリバイトリックが他の小説作品のものと差し替えられているため、別物に近い内容となっている。 。

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奇術のようなトリックをノンストップの恐怖の物語に

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戦後の混乱期に一代で財を成した傑物。 【衆人監視の白木の箱の中から突如消えた人形の首。 問答無用。 稀代の「戦後本格推理小説の古典」にして、高木彬光の最高傑作だ。 手品趣味を持つ、日本アマチュア魔術協会会員。 思うに「日本三大名探偵」と称されるわりに知名度が薄いのはその完璧さゆえではないかと思う。 実は現・綾小路元の。

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◎人形はなぜ殺される

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その神津恭介が最後の最終章近くまで犯人を見誤り、ミスリードされて翻弄される、最大の難事件と作中にたびたび謳われる怪事件が本作だ。 う~ん、高木彬光はあまりに非の打ちどころのないキャラクターを設定したものだ。 経歴や外見は立派でも他者に対して唯我独尊的に性格が捻じれていたり、皮肉屋であったり、密かに劣等感を持っていたりと様々な肉付けをされるものなのだが、この名探偵は読者に愛されるキャラクターではなく、天才にして頭脳明晰、ステレオタイプの所謂ヒーロー然とした人物で、警視庁からの信頼も絶大で、事件捜査員も神津の推理に全面協力を惜しまない。 】 人形を小道具としたミステリはアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』があまりにも有名であるため、「人形=見立て=本格推理もの」というイメージがある。 高木彬光『人形はなぜ殺される』(光文社文庫) 「日本の本格ミステリといえば?」と問えば、わりとはやい段階で名前があがる作品。 なぜ首を切ったのか。

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奇術のようなトリックをノンストップの恐怖の物語に

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『そして、誰もいなくなった』でいえば、マザーグースの歌詞どおりに殺人事件が進行していった。 それでも『人形はなぜ殺される』に関しては、そのタイトルも含め、高木の巧みなミスリードに気持ち良く翻弄された読書にはなった。 つまり、人形を殺すことにもっと即物的な理由があると宣言される。 もっとシンプルなわけ。 (終わり). 高木彬光の作品の中では比較的入手しやすい作品で、数多くの出版社から発売されてはいるが、となるのも早い。

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